NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で鈴鹿ひろ美役を演じて人気を集めた薬師丸ひろ子が11日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで「薬師丸ひろ子35th Anniversaryコンサート2013」を開催。2150席の会場が満席となる中、12月4日にセレクション・カバーアルバム「時の扉」をユニバーサル ミュージック(UM)より発売することを発表した。
今回のコンサートは、デビュー作となった映画「野性の証明」が公開された78年10月7日から35年目に当たることから、23年ぶりの単独コンサートとして開催したもので、10月1日のオーチャードホール、同5日・6日の大阪・森ノ宮ピロティホール、そして再度オーチャードホールと計4回公演を行い、トータルで6500人を動員した。
コンサートでは、大ヒット曲「セーラー服と機関銃」をはじめ「探偵物語」「メイン・テーマ」「すこしだけやさしく」、カバー曲「夢で逢えたら」「私の世界」、唱歌の「故郷」など全21曲を歌唱。その中で、吉俣良アレンジのカバー曲を収めた「時の扉」のリリースを発表し、ファンを喜ばせた。
彼女にとって初のカバーアルバムとなる同作は、過去から未来へと歌い継がれるスタンダードナンバーを彼女自身がセレクトし、自ら作詞した「我が母の教え給いし歌」(ドヴォルザーク作曲)や「セーラー服と機関銃」の30年ぶりの新録音など12曲を収録(初回生産分のみボーナストラック1曲追加)する。
また、今回の単独コンサートの模様を映像商品化、来年1月にブルーレイ&DVDで発売の予定(タイトルなど未定)。これも23年ぶりのライブ映像作品となる。なお、11月25日に放送されるTBS系スペシャルドラマ「こうのとりのゆりかご〜『赤ちゃんポスト』の6年間と救われた饒の命の未来〜」に主演する。