キングレコードは24日、世界的なバレリーナとして活躍し、近年は女優として活動中の草刈民代が、2009年に行ったクラシックバレエ最後の全幕公演「ジゼル」の舞台を完全映像化したブルーレイとDVDを発売。発売当日、夫の周防正行監督作品として昨年公開され、12年度の映画賞各賞を受賞した「終の信託(ついのしんたく)」の映像商品と合同で、山野楽器本店のイベントスペースJamSpotでトークショー&サイン会が行われた。
映画「終の信託」は、周防監督が初めて原作物(原作・朔立木)を映画化した作品で、草刈民代と役所広司の「Shall we ダンス?」コンビが16年ぶりに復活。さらに浅野忠信、大沢たかおと日本映画界最高の豪華俳優陣が集結した社会派ドラマ。第25回日刊スポーツ映画大賞、第67回毎日映画コンクール日本映画大賞、第36回日本アカデミー賞優秀主演女優賞など多くの映画賞を獲得。今回これをブルーレイとDVDで商品化(共に特典DVD付きの2枚組)。フジテレビ発売・東宝販売で4月19日に発売された。
一方、キングレコードが24日に発売し、販売を開始したバレエ作品「ジゼル」は、草刈が09年1月、名門レニングラード国立バレエとの共演で行われた最後の舞台を周防監督が映像商品化したもので、「普段のステージ公演等では絶対に見ることのできない舞台袖からのアングルなど、映像商品ならではの作品になっている」(周防監督)という繊細で優美なバレエをあますところなく捉えた本編109分に、特典映像や草刈・周防のオーディオコメンタリー(音声解説)などを収め、ブルーレイは税込5775円、DVDは同4725円(セルオンリー)で発売を開始した。なお、この「草刈民代最後の"ジゼル"」は、東京都写真美術館などでも公開されている。