日本クラウンから5月8日にニューシングル「生きる」をリリースする美川憲一が、名古屋・中日劇場で初の座長公演「美川憲一のおだまり!劇場」(5月9日〜16日)に取り組むことになり、名古屋市内のホテルで記者懇親会を行って、その意気込みなど次のように語った。
同公演は、芝居と歌の2本立て。第1部の芝居では、テレビドラマで好評を博した"おだまりコンビ・シリーズ"から派生した「岬倫太郎事件簿〜黒い未亡人」を上演。はるな愛、小松政夫、おりも政夫、酒井敏也、神保美喜らが共演する。また、第2部の歌謡ショーは「ゴールデン・リングショー」として、新曲「生きる」をはじめ数々のヒット曲でステージを飾る。
美川は「中日劇場から話があり、座長公演という形で芝居をやらせていただくことになった。長いキャリアの中でも、こういう形は初めて。小松政夫さんを始め素晴らしい方に出ていただくので、座長というタイプではないけれど皆さんと一緒に作り上げて行きたいと思います。この芝居をいい形で終わらせて、ドラマが復活できれば。とにかく、沢山の人に面白く楽しく観ていただければ」とPRに努めていた。
ちなみに、5月8日リリースの「生きる」は、40年前にフランスで作られた「私の遺言(邦題)」という楽曲を矢田部道一さんが訳詞し、タイトルを「生きる」と変えて、シャンソン歌手の深緑夏代らが歌った作品。美川も7年前の「ドラマチック・シャンソン」コンサートで初めて歌唱し、CD化を願っていたもので、今回それが実現。生涯歌い続ける楽曲として取り組んでいくという。