ビクターエンタテインメントなどビクターグループのOB会「ビクター築地クラブ」の第25回通常総会と懇親会が17日、東京・原宿の東郷記念館で開かれ、昨年11月にアーティスト活動の集大成となるベストアルバムをリリースしたねむの木学園主宰者で専属アーティスト会員の宮城まり子さん(86歳)を始め、高山登・元社長ら社員OB/OG、斉藤正明社長らビクターエンタテインメントの現役幹部、業界紙記者など約90名が出席した。
懇親会では、世話人代表の千葉卓男氏の開会の挨拶に続いて、斉藤ビクターE社長が挨拶に立ち、ビクターEの平成25年3月期概況など要旨次のように報告した。
▽斉藤正明社長 今年もこうして伝統ある会社のOB会に出席でき、喜ばしい報告が出来る事を大変嬉しく思います。本日も先程までオールスタッフミーティングを行い、平成24年度の業績を確認したところですが、幸いにして3年連続で売上・利益ともに予算をクリア、売上は前年比117%という成績を収めることが出来ました。業界も昨年(暦年)14年ぶりにパッケージ売上金額が前年(11年)実績を上回りましたが、配信売上が24%もダウンと低迷。これは従来型のガラ系からスマホ等への移行が遅れたことが最大の理由です。その中にあって当社は、家入レオが最優秀新人賞など期待通りの成果を収め、サカナクションなど20万枚を超えるアーティストに成長。シェアも大きくアップすることが出来た。これも、常に強いアーティストを世に送り出してきた諸先輩に続きたいという思い、ビクターが元気になれば業界全体が元気になるという市場の声に応えていきたいという思いがあったからこそ。来年もまた、元気な姿をご確認いただきたいと思います。