ビクターエンタテインメントが運営するビクタースタジオは19日、昨年夏に立ち上げ9月5日より「e―onkyo music」で配信を開始したハイレゾリューション配信(ハイレゾ配信)の第3弾先行試聴会を開催。業界関係者や媒体関係者に向けて、その高品位の技術や編成内容をアピールした。
ビクタースタジオは、音質にこだわった国内初のスタジオ運営による音楽レーベル「VICTOR STUDIO
HD―Sound.」を立ち上げ、自社が保有する豊富なカタログの中から、高音質での提供に適するとスタジオエンジニアが判断するタイトルを厳選。「24bit/96kHz〜192kHz」という、CD(通常規格16bit/44・1kHz)よりも遥かに情報量の多い、高音質なハイレゾ配信を9月5日から開始。これまでに第1弾で19作品/20タイトル、第2弾(12月)で16作品の配信を行い、高級オーディオ愛好家などから支持を得ている。
同社はまた、原音探求の理念のもと、JVCケンウッドとの共同開発によるデジタル音源の高音質化技術「K2テクノロジー」をベースに、最大100kHz/24bitの高分解能な音楽情報をCDフォーマットに収める「K2HD(High−Definition)」技術を2003年に開発し、様々に応用展開してきたが、この「K2HD」を更に進化させた新技術「K2HDプロセッシング」を開発、このハイレゾ配信でも第2弾から作品の一部に採用している。
(全文は2013/2/20発行の「連合通信レコード速報」に掲載)