ソニー・ミュージックダイレクト(SMDR)は、2003年に紙ジャケット仕様で再発したYELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)のオリジナル・アルバム全10タイトルを、高品質のBlu-spec CD化し、9月29日に全10タイトル完全生産限定で発売することになった。
これは、細野晴臣、坂本龍一、高橋ユキヒロ(幸宏)の3人により結成され、テクノサウンドの代名詞となったYMOのファーストアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」(78年)をはじめ、同作を米国市場向けにリミックスした同US版、社会現象的なテクノ・ブームを巻き起こしたセカンドアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」(79年)、全編でサンプラーを本格導入した「テクノデリック」(81年)、さらに日本語詞のポップな歌物中心でまとめたアルバムとインストアルバムとの2枚組で再発した「浮気なぼくら&インストゥルメンタル」もBlu-spec化。三宅裕司主宰のSETとコラボレーションしたYMO散開(当時、解散ではなく散開とした)記念アルバム「サーヴィス」(83年)と、83年12月に日本武道館で行われた散開コンサートを収めた2枚組ライブ盤「アフター・サーヴィス」(年発表)まで、全10タイトルをBlu-spec CDで発売する。価格は1枚もの2500円、2枚組3200円(共に税込)。
(全文は2010/8/4発行の「連合通信レコード速報」に掲載)