日本映像ソフト協会(JVA)は3日、2010年6月度のビデオソフト売上統計(速報)をまとめ、1〜6月累計の上半期実績(速報)と共に次のように発表した。
まず、ビデオソフトの月次売上金額は223億27百万円で、今年に入って3月に次ぐ2番目の実績となったが、前年同月比は89・3%で、前年同月を割り込む形となった。その理由は、前年同月は「崖の上のポニョ」の売上が大きく影響した月だったため。この6月度実績を加えた1〜6月累計の上半期実績は、金額で1190億10百万円、前年同期比92・5%と、まだ前年実績を下回っているが、数量は3896万枚で同100・4%と、遂に前年実績を上回る結果となった。
このうち依然として全体の8割を占めるDVDは、月次売上180億42百万円で前年同月比77・9%と大きく前年実績を割り込んだのに対し、ブルーレイが42億94百万円で同244%と伸長し、ソフト全体の19・2%を占めた。このブルーレイの実績は、09年12月の実績を抜いて、単月で最も高い実績となった。ちなみに、ブルーレイの数量は、前年同月比328・4%の119万枚となっており、高額だったブルーレイ商品の低価格化が進んでいることを裏付けている。
(全文は2010/8/4発行の「連合通信レコード速報」に掲載)