ユニバーサル ミュージック合同会社(小池一彦CEO兼社長、以下UM)と、株式会社EMIミュージック・ジャパン(行方均代表取締役会長、以下EMI)の両社は26日、1月15日付で次の役員人事を発令すると発表した。
この役員人事は、今年10月1日、UMの親会社であるユニバーサル・ミュージック・グループによるEMIミュージックの買収が完了し、両社がグループ会社となったことを受けて、EMIのトップ体制とUMの役員新体制を決定したもので、両社の統合(法人格の統合)は来年4月1日を予定。また、EMIの役員体制や組織については、年明けに改めて発表される予定となっている。
《13年1月15日付役員人事》
〈ユニバーサル ミュージック合同会社〉
▽CEO兼社長のまま株式会社EMIミュージック・ジャパン代表取締役社長兼CEO 小池一彦。
〈株式会社EMIミュージック・ジャパン〉
▽ユニバーサル ミュージック合同会社副社長兼執行役員USMジャパン、クラシックス&ジャズ統括/EMIミュージック・ジャパン取締役Strategic Marketingプレジデント(株式会社EMIミュージック・ジャパン代表取締役会長)行方均。
なお、EMIミュージックでは1月15日付でStrategic Marketing&Internationalを再編、Strategic Marketingと改称する。
▽小池一彦氏のコメント=ザ・ビートルズを始めとした才能豊かなアーティストや名盤と言われる作品を数多く世に送り出してきたEMIミュージック・ジャパンの社長に就任することになり、身の引き締まる思いです。また、ミュージックマンとしての素晴らしい実績と音楽への情熱と経歴を持つ行方氏を私どもユニバーサルミュージックへ迎えることができることを嬉しく思います。両社の持つ強みを最大限に活用し、よりよい音楽作品・素晴らしいアーティストを世の中に送り出し、音楽文化に貢献していきたいと思います。
▽行方均氏のコメント=統合に向けた最初の具体的なステップとして、ユニバーサルミュージックのカタログやクラシック、ジャズといった貴重な財産を統括させていただけることを大変光栄に思います。両社の歴史、文化、素晴らしいアーティストやカタログという財産を力に、EMIミュージック・ジャパンの仲間、そしてユニバーサルミュージックの新しい仲間の皆さんと一緒に、名実ともに1位の会社を目指していきたいと思います。