ユニバーサル ミュージック(UM)と日本ストリートダンススタジオ協会(大阪市、代表理事吉田健一、以下NSSA)は今春より、ダンスにあう楽曲CD(踊育〜ダンイク〜CD)を全国の学校教員向けのダンス研修会で配布しているが、パナソニックと株式会社アクトビラの協力を得て、学校教育で使用するための現代的なリズムのダンスの模範振り付け3D映像の無料配信を開始した。ダンスの学校教育用映像が3Dで無料配信されるのは業界初となる。
無料配信する3D映像は、ダンスが必修化された中学校だけではなく、幼稚園から高校まで、既に幅広い世代においても授業でダンスが取り入れられている実態を踏まえ、振り付けは5段階のレベルで、表現運動やリズムダンスの基礎となる振り付けが収録されている。映像はインターネット(PC・スマートフォン)に加え、家庭のテレビでの映像配信(高品位3Dでも視聴可能)で視聴可能。
NSSAは、ストリートダンス関連団体として初めて内閣総理大臣より公益社団法人の認可を受け、教育現場でのダンス授業のサポートをするための「踊育(だんいく)教育プロジェクト(文部科学省後援事業)」や学校教員向けのダンス研修会を行っている。
中学校でのダンス授業の必修化を受けて、NSSAが全国で実施をしている同ダンス研修会に参加をした教員に、表現運動、リズムダンスの授業への取り組み状況についてアンケート調査を行ったところ、ダンス授業を積極的に実施できていない一因が、学校教育に即した映像教材が不足しているというものだったという。