日本レコード協会(RIAJ)は20日、2012年11月度のレコード生産実績をまとめ、月次の音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)が数量で前年同月比129%、金額で同132%と大きく前年実績を上回り、8月以降4ヵ月連続で二桁伸長を示したことを明らかにした。
11月度の音楽ソフト生産実績(協会加盟全社の出荷実績を集計)は、数量で前年同月比129%の3308万枚・巻、金額で同132%の366億円を記録。内訳は、オーディオレコードが数量で同122%の2384万枚・巻、金額で同133%の282億円、音楽ビデオが数量で同152%の924万枚・巻、金額で同132%の84億円と、過去最高ではないものの、好調な実績となった。このうちオーディオレコードでは、連続伸長の大きな要因となった12cmCDアルバムが数量で同128%、金額で同142%と当月度も好調に推移した。
この結果、1〜11月累計実績は、オーディオレコードが数量で前年同期比112%の1億9927万枚・巻、金額で同110%の2067億円、音楽ビデオが数量で同125%の6438万枚・巻、金額で同119%の709億円となり、音楽ソフトの累計実績は数量で同115%の2億6364万枚・巻、金額で同112%の2776億円となった。
これに、12月の実績を加えた2012年の年間実績は、数量・金額ともに11年の年間実績を上回るのは必至であり1999年からのマイナス成長に終止符を打ち、14年ぶりのプラス成長に転じるのは確実となった。