日本レコード協会(RIAJ)は18日、今年10月1日から施行された「私的違法ダウンロードの罰則化」に係る改正著作権法に関するユーザーへの周知徹底、啓発活動の一環として、従来のエルマーク(R)に加え、正規音楽コンテンツの利用可能な形態を表すアレンジを加えた3種類を新たに作成し、同日より準備が出来た事業者から順次、新マークの表示が始まったことを明らかにした。
このエルマーク(R)は、ユーザーが安心して正規音楽コンテンツを利用できるように、2008年2月に導入され、翌年には表示対象を音楽に加え映像コンテンツにも拡大して展開。今年11月末現在で同マークの発行サイト数は1456サイト、事業社数は258社にのぼる。
今回追加された新たなエルマークのデザインは「ダウンロードOK」「視聴のみOK」「転載OK」の3種類のコンテンツの利用形態を示すもので、これらのマークについて協会では、「一目で理解できるマーク」になることを目指し、誰もが一度は目にしたことのある「非常口」マークなど、多くのデザインを手がけてきた太田幸夫氏に制作を依頼したという。
(全文は2012/12/19発行の「連合通信レコード速報」に掲載)