第55回グラミー賞のノミネートが発表されたが、世界中でブレイクした、ワーナーミュージックのFUN.が、衆目を集める主要4部門(「Record of the Year=最優秀レコード賞」「Album of the Year=最優秀アルバム賞」「Song of the Year=最優秀楽曲賞」「Best New Artist=最優秀新人賞」を含む最多6部門に名を連ねた。
FUN.は、全米シングルチャートで「We Are Young」が7週連続1位(600万超のDL)、「Some Nights」も13週連続5位以内キープ(300万超のDL)し、日本でも「We Are〜」が「USEN洋楽年間総合ランキング」で2位となった。13年2月には来日公演を東京(24日)、大阪(25日)、名古屋(26日)で行う。
一方、EDM(Electronic Dance Music=ロック、エレクトロニック、ダンスが融合した今最も注目される音楽スタイル)の第一人者であるSKRILLEX(スクリレックス)も2年連続でノミネート(「最優秀ダンス・レコーディング賞」、「最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞」、「最優秀リミックスド・レコーディング賞ノン・クラシカル部門」の3部門)された。昨年は「最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞」、「最優秀ダンス・レコーディング賞」、「最優秀リミックス・レコーディング賞」の3部門を受賞しており、連続受賞が期待されている。
スクリレックスは、元ハードコア・パンクバンドのリードヴォーカリストという異例の経歴を持つ24歳。アルバム未発表のため、昨年は異例なことにEP作品でグラミー賞3部門を獲得。音楽フェスだけでなく、世界中のダンスミュージック・イベントのオーガナイザーが“最もブッキングしたいDJ”に挙げるほど、押しも押されもしない世界のトップDJのひとりに上り詰めた。