今年10月1日を期して改正著作権法が施行され、インターネット上で権利者に無断で著作物をアップロードすることはもちろん、違法なものと分かっていてダウンロードした場合も「罰則が科せられる」ことになったのを受けて、日本国際映画著作権協会(JIMCA)と「STOP!違法ダウンロード広報委員会」が共同展開する「音つけてくだサイ」キャンペーンの表彰式が29日、東京・有楽町のニッポン放送イマジンスタジオで開かれた。
これは、JIMCAと、日本レコード協会や日本音楽事業者協会など業界7団体で構成する「STOP!違法ダウンロード広報委員会」の共催により、著作権法改正の周知と違法ダウンロード撲滅を趣旨とした広報活動の一環として、映画館や地下鉄等の車内で流した無音の「STOP!違法ダウンロード」キャンペーンの30秒間のアニメ映像に、オリジナルの音や効果音、セルフを付けてもらおうとネット上で募集。応募110名/127作品を対象に、JIMCAの味村隆司代表や広報委員会(事務局・日本レコード協会)の高杉健二事務局長、後藤裕月刊誌編集長、さらに声優歌手の茅原実里(ちはらみのり)が特別審査員となり、応募作品を選考。結果、東海地方でバンド活動を行っている森田遊人さん(25歳)が最優秀作品賞を受賞、賞金30万円と記念カップを手にした。また、優秀作品賞(賞金10万円)に小倉以索さんと西川智也さん、入選作(同5万円)に金子潤矢さんと小林美帆さんの作品が選ばれた。
なお、今回の「音つけてくだサイ」の受賞作品は、映画館等の違法ダウンロード撲滅キャンペーンで使用されることになっている。