ウェブクウの高木ちえ美が11月29日、デビュー10周年記念盤「モナリザの涙」(11月21日)の発表会を東京・港区の赤坂SUBIAで開いた。
高木ちえ美は東京・府中市の生まれ。カラオケ大会出場がきっかけとなり、02年「少し愛して…永く愛して…」でデビュー。同作は日本作曲家協会主催「新進歌手フェスティバル2002」で激励賞を受賞した。その後、シングル3枚(03年「思い出なんかいらないよ」、06年「ヒマワリ」、07年「車が暖まるまで…」)、アルバム1枚(07年「いろえんぴつ」)をリリース。09年に心機一転、ウェブクウへ移籍し「心のふるさと」(09年12月2日)、ロングセラーを続けている前作「黒いカナリア」(11年2月23日)をリリース。ややハスキーな声で歌謡曲の世界を歌い、安定した人気を誇っている。
「モナリザの涙」は、歌謡曲・カラオケ愛好家の間で隠れたロングセラーとなっている「ピエロの涙」(詞・建石一、曲・徳久広司、歌・加納歌佳)の続編的な作品で、作詞家の建石一が“男を待っているセクシーな女、そんな歌は今はない。誰か相応しい歌手に提供したい”と8年間温めていた構想を、高木ちえ美のために作曲の徳久広司と共に仕上げたもの。
高木ちえ美は「モナリザと言えば微笑み。でも、微笑みの裏には涙があるはず。『モナリザの涙』はそのような、揺れ動く女性の心情を歌っている。あっという間の10年だったが、これからはブランドを作っていきたい。そのためには『モナリザの涙』が私の代表曲になるように頑張る」と決意を語った。