EMIミュージック・ジャパンは、第63回NHK紅白歌合戦出場が決定した由紀さおりのニューシングル(タイトル未定)の1月30日発売を決定。単独では20年ぶりとなる紅白出場などを追い風に、国内だけで40万枚を超える大ヒットとなったアルバム「1969」と同様、シングルでも大ヒットを狙った大型展開を期している。
紅白出場は、由紀さおり単独では1992年以来20年ぶり、由紀さおり・安田祥子姉妹では2001年以来11年ぶりとなるが、仮に“歌謡曲”の歌唱となると、1978年(第29回)の「トーキョーバビロン」での出演以来、実に34年ぶりの歌謡曲歌唱になるという。
紅白13回目(姉妹出演を含む)の出演決定を受け、由紀は「3度この大きな舞台に返り咲くことができ、心より嬉しく思います。21世紀の歌謡曲を見つけようとソロでの活動を再開して3年、大きなエールを頂いた。折角こういう機会をつくって頂いたので、万感の思いを込めて歌わせていただきます」とコメント。そのソロ活動が昨年発売のピンク・マルティーニとのコラボ作品「1969」の大ヒットという成果を生み出し、今回の紅白出場にもつながった。ピンク・マルティーニとは6月に続いて10月にも全国22公演で4万人を動員する大規模ツアーを敢行。紅白でも同楽団との共演が期待されているが、そうした話題の中で、松尾潔プロデュースのニューシングル(霧島酒造TV―CM曲)発売が決定した。