宇多田ヒカル(EMIミュージック・ジャパン=EMI)の「桜流し」(「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」テーマソング)が、17日に映画の公開と同時に配信開始となり、iTunesのトップソングチャートでは12日間連続で1位をキープ、レコチョクを始め全22サイトでも1位を獲得。28日までに25万ダウンロードを突破、“人間活動中”のリリースにも拘わらず快進撃を続けている。
一方、映画公開日から3日間限定のフルバージョン公開で350万回近く再生され、ソーシャル上でも大きな話題となった同曲のミュージックビデオ(MV。現在はショートバージョンを公開中)の河瀬直美監督(カンヌ国際映画祭でグランプリ受賞)は“母性”を普遍的ながらも“美しき日本の風景”で表現し「こういった時代だからこそ、“今身近にある、触れられるものを大切にしたい”というメッセージも込めたかった。そのために宇多田さんと何度も打ち合わせを重ねた」と制作意図について語る。同MVは28日よりiTunes、レコチョクなどで配信が始まり、12月26日にはDVDシングルとしてリリースされる。
また、吉井和哉が内田けんじ監督最新作「点描のしくみQueen of Hearts」に初主演した(共演は相武紗季、豊原功補)。吉井が今年9月公開の同監督「鍵泥棒のメソッド」に主題歌を提供したことがきっかけという。内田監督は“俳優・吉井和哉”をどのような形で見せたら面白いかを考え続け、吉井の楽曲「点描のしくみ」からインスパイアされ「予告編の形をとった超短編」(201秒の物語)である同作を作り上げた。同作品は28日より「点描のしくみ Queen of Hearts」公式サイトで公開中。主題歌の吉井和哉「HEARTS」は、楽曲配信が28日よりスタートし、1月23日にリリースされるベストアルバム「18」に新曲として収録される。