日本コロムビアの氷川きよし(長良プロダクション所属)が26日、ヒット中の22枚目のシングル「最後と決めた女(ひと)だから」(9月21日)の購入者対象のトーク&ライブイベント“プレミアムふれあいイベントを、応募者約2万名の中から選ばれた千名を招き、東京・柿の木坂の「めぐろパーシモ”ホール」で開催。本編終了後には“第2回HKのど自慢”(10年7月20日)以来、約2年ぶりとなるファンとの握手会を2時間半に渡って行った。
ステージで氷川きよしは「最後と〜」など5曲を歌唱。また、全国から募集した“最後
と決めた○○だから”のエピソード5通を紹介し、「最近趣味としている家庭菜園でなかなか『最後の苗』を決められず、色々と苗を買ってしまう」という自身のエピソードを披露した。
終演後、氷川きよしは「ふれあいイベントは年に10回くらいさせて頂きたい。もっとお客さんと心がつながるように、お客さんと近いところでコンサートをしたい」とファンとの触れ合いの大切さを強調し、「時計は12時、暦は12月でひと区切りと、12年で新しく生まれ変わる。デビュー13年目の今年はスタートの年だと思い取り組んだ」と1年を振り返った。また、13年連続となる「第63回NHK紅白歌合戦」出場の報が届くと「本当にうれしいい。凛として堂々と、優しさを忘れずに、ユーモアを忘れずに、心を込めて誰に対しても愛する心を持って歌っていきたい」と意気込みを語り、「これから長良グループ一丸となって力を合わせて社長と一緒に(5月に不慮の事故で亡くなった)長良じゅん会長の意志をついで、歌手として自分自身と戦っていかなければならない。会長は心の中にずっと生きている」と会長への思いを披瀝。さらに「歌イコール人、心。歌にはその人の内面が出る。だから、普段から精進しなければいけない」と自身を引き締めた。
21日にはニューアルバム「演歌名曲コレクション17〜最後と決めた女だから〜」がリリースされたが、「思いのある作品はジャンルを問わず届けたい、新たな自分を表現したい」と演歌に拘らない姿勢を示した。