日本コロムビアの、デビュー9年目の三代目コロムビア・ローズと4年目の走裕介が22日、初めてのデュエット「ローズと裕介」を結成、初シングル「5分5秒の二人」(11月21日)のヒット祈願を、商売繁盛の神様、恵比須様を祀る東京・台東区の浅草神社で行い、その後、近くの「音のヨーロー堂」で結成発表イベントを開催、ファン80名の前で「5分5秒の二人」など5曲を披露した。
「ローズと裕介」は、コロムビアが年末にかけて展開しているデュエット企画「コロムビアデュエットカーニバル☆」の一環として誕生したもの。「5分5秒の二人」は、若い二人の甘酸っぱい恋愛模様を描いた、ちょっとコミカルなさわやかラブソング。分かりやすい振り付けもあり、歌って踊って楽しい楽曲に仕上がった。
ローズは「先輩方もたくさん、デュエットブームで出していますけれども、若手で頑張っていきたいと思います」、走は「デュエットは初めての試み、とてもノリが良いので誰でもすぐ覚えて歌える、楽しい曲。振りも取り入れて年末に向けて楽しんでいただけたらと思う。ローズ先輩ともども、頑張っていきたい」とそれぞれ意気込みを語った。
同社はまた、歌手生活54年を迎えた「こまどり姉妹(姉・並木栄子、妹・並木葉子)」の、09年10月公開映画「こまどり姉妹がやって来るヤァ ヤァ ヤァ!」DVD発売記念トークイベントを「音のヨーロー堂」で行った。
「ソーラン渡り鳥」を披露すると、「ヨーロー堂さん、懐かしいですね、11〜12歳のときに流しをやっていた頃からありました。レコードを買えないので、ヒット曲が流れるこのお店で、三橋美智也さんや三波春夫さんの曲を覚えて、流しで歌って働きました。もう63年位前の話です」と当時を偲んだ。ゲストの漫画家の蛭子能収氏は「17〜18の頃、よく聴かせていただいた。若い頃と同じように声が出るとは」と感心し、この日のために描いてきたというこまどり姉妹の絵を披露した
二人は「映画だけでも奇跡だったのに、DVDが出るとは紅白に出たのと匹敵するぐらい」と感激を露わにした。