JVC・ケンウッド・ホールディングス(JKHD)は28日、平成23年3月期第1四半期(22年4月1日〜6月30日)の連結業績を発表すると共に、この第1四半期の損益の状況や第2四半期以降の損益の見通しを踏まえ、去る5月14日に発表した23年3月期第2四半期連結累計期間(中間期)および通期の連結業績予想を次のように修正(上方修正)した。
まず、第1四半期の連結業績は、売上高887億49百万円で前年同期比90%の減収となったが、営業利益で23億85百万円(前年同期68億73百万円の損失)の黒字、経常利益も18億6百万円(同85億64百万円の損失)と大きく好転し、四半期純利益は4億18百万円の損失(同95億43百万円の損失)と改善した。
これは、カーエレクトロニクス事業の収益拡大とその他事業の損益改善が想定を大きく上回ったことに加え、営業外収益の改善や法人税等調整額の減少などによって、営業利益、経常利益、四半期純利益のそれぞれが想定を大きく上回ったためと説明。こうした第1四半期の損益状況を踏まえ、第2四半期以降の円高の影響や損益の見通しも考慮して、5月14日に公表した中間期および通期の業績予想を次のように修正した。なお、その想定ルートは米ドル・・90円、ユーロ・・110円(従来は米ドル・・90円、ユーロ・・125円)に変更している
(全文は2010/7/30発行の「連合通信レコード速報」に掲載)