キングレコードは日、数々の民謡コンクールで優勝し民謡界の貴公子と評判の福田こうへい(36歳)が初めて演歌に挑戦した新曲「南部蝉しぐれ」(詞・久仁京介、曲・四方章人)の披露を兼ねたライブ発表会を東京・代々木上原のライブラウンジUEHARAで開催した。
岩手県盛岡市出身の福田は、23歳の時から本格的に民謡を習い始めたという遅咲きの歌い手ながら、各地のコンクールで優勝するなど頭角を現し、今年6月にNHKホールで開かれた「第25回日本民謡フェスティバル2012」でグランプリを受賞するなど、その実力は折り紙つき。その実力派が作詞家の久仁京介氏と出会ったことがきっかけで今回、東京に拠点を置く株式会社オフィスKに所属し、キングレコードにおいても民謡等を担当する従来のストラテジックマーケティング本部から歌謡曲系を担当する第一クリエイティブ本部に籍を移して、今後は民謡と演歌の両ジャンルで活動していくことになったもの。
その転籍を機に、民謡歌手時代の10年6月に発売していた「南部蝉しぐれ」を今回、10月24日に新装再発売したもので、ライブ発表会では、同曲やカップリング曲の「風やまず」、故・三橋美智也のヒット曲メドレーなど歌い、民謡出身であり、「キングレコードの大先輩でもある三橋美智也さんのような歌手になることが目標」と語り、「先々のNHK紅白歌合戦を目標に、まずは一歩一歩、名前と楽曲を覚えていただき、歌唱力をもっともっと高めていきたい」と語った。