ユニバーサル ミュージック(UM)の小池一彦CEO兼社長が去る13日、横浜国立大学で開講中の日本レコード協会寄付講座「コンテンツビジネスと法」の講師として、「ヒットソングができるまで」と題した講義を行った。
この寄付講座は、次代を担う学生のコンテンツビジネスに対する関心を高め、知的財産や著作権制度の重要性を理解してもらおうと、1992年より早稲田、慶応など5大学で毎年行われてきたもので、今年はその一環として10月2日より横浜国立大学で、コンテンツ業界のキーパーソンをリレー形式で講師に迎え、定期的に開催されている。
今回、小池CEO兼社長が担当した講義では、著しい変化を見せるレコード会社の事業内容と合わせ、日本と世界の音楽マーケットの比較や最新の音楽配信サービスなど、多様化する音楽ビジネスについて紹介。その中で、レコード会社のコアとなる「ヒット曲」の作り方と題し、ユニバーサル ミュージックの様々な事例を挙げながら、制作やプロモーションなど様々なアプローチについて解説した。
受講した学生からは「音楽プロデューサーとディレクターの違いは?」「レコード会社においてアーティスト契約の最終決定は誰が行うのか?」などの質問もあり、音楽ビジネスへの関心の高さが窺える講座になったという。