日本レコード協会(RIAJ)は過日、埼玉県大宮警察署と埼玉県警察本部サイバー犯罪対策課が、動画共有サイト「ニコニコ動画」を利用して、権利者に無断で市販の音楽をアップロードしていたという石川県金沢市在住の男性(26歳)を、著作権法違反の容疑で逮捕したと発表した。
この事件は、動画共有サイト「ニコニコ動画」を利用してキングレコード、ワーナーエンターテイメントジャパン、アニプレックス、ソニー・ミュージックレコーズ、エイベックス・エンタテインメントの協会会員社がそれぞれ著作隣接権を有する音楽を、被疑者の男性が平成年6月頃、前記権利者に無断で公開し、それぞれの著作隣接権を侵害していたというもの。同被疑者は、「ニコニコ動画」内の生放送サービス「ニコ生放送」においても、それぞれが著作隣接権を有する音楽を権利者に無断で公開していたことも判明している。
RIAJでは、こうした違法な音楽のアップロードを撲滅するため、今後も警察や関係団体と連携を密にしていくと共に、削除要請などを通じた積極的な違法対策に取り組んでいくとしている。