ユニバーサル ミュージックは10月30日、オンキョーエンターテイメントテクノロジー株式会社が運営する高品質音楽配信サービス「e―onkyo music」で、ローリング・ストーンズなど同社の洋楽アルバム16タイトルの配信を開始、今後は250までタイトル数を増やす。

UMはこれまで、高音質なSHM―CD(Super HighMaterial―CD)を日本で初めて発売するなど高音質商品の提供に努めてきた。音楽配信サービスの拡大に伴い普及が進んでいる高音質配信サービスは、CD規格を凌ぐ情報量を持つ24bit/192kHZ等のハイレゾ音源での配信サービスとして、マスター音源により近い奥行きのあるクリアな音質の提供が可能になった。
小池一彦CEO兼社長は「デジタルだからこそ表現できるリッチ・コンテンツに大きな可能性を感じている。当社にはカタログが多数ある。名盤の魅力を存分に体験して頂きたい」と期待を込める。

一方、八代亜紀がUMからリリースした、初の本格的ジャズアルバム「夜のアルバム」(10月10日)が世界75ヶ国で同時配信され、マレーシア=1位(10月26日付)、シンガポール=2位、台湾=4位、香港=7位と各国のiTunesStore Jazzチャートを席巻している(iTSでは台湾、香港を「国」としている)。

八代亜紀は「私の歌声が、日本だけでなくアジアの国の人々にも聴いていただけて本当に嬉しいです。音楽に国境はないということを改めて感じています。いつかコンサート等でお目にかかりたいと思います」と喜びを述べた。

八代亜紀は10月31日、ニコニコ生放送「わくわくドワンゴミュージックランド」に出演、好評を博し、11月9日にはブルーノート東京で「夜のアルバム」発売記念ライヴ(2ステージ)を行う。