ソニーは11月1日、12年度第2四半期(12年7月1日〜9月30日)の連結業績(米国会計原則)を発表した。
それによると、営業収入(売上高)が前年比1・9%増の1兆6047億円、営業利益は303億円の黒字(前年は16億円の損失)、税引前利益は197億円の黒字(前年は1億円の黒字)、当期純利益は155億円の損失(前年は270億円の損失)となった。
これは、売上高はソニーモバイルの完全子会社化などがあり増加したが、世界景気の減速が続き液晶テレビや小型デジタルカメラなどの主要製品の販売不振によるもの。
また、持分法による投資損益および構造改革費用の影響を除いた調整後営業利益は、前年比35・2%増の469億円の黒字となった。これは米国会計原則に則っているものではないが、ソニーでは自社の営業状況の評価、比較分析、および事業構造の改革の進捗状況などの検証のために使用している。
この結果、12年上半期(11年4月1日〜9月30日)売上は、1・6%増の3兆1198億円、営業利益は41・2%増の365億円の黒字、税引前利益は25・2%増の291億円、当期純利益は401億円の損失(前年は425億円の損失)となり、中間決算としては2年連続の赤字となった。
(全文は2012/11/05発行の「連合通信レコード速報」に掲載)