テイチクエンタテインメントの原田真二が1日、デビュー35周年記念コンサート「原田真二〜The Road to the Light〜」を東京・千代田区の国際フォーラムCで開催した。
原田真二は77年10月のシングル「てぃーんずぶるーす」以後、11月「キャンディ」、12月「シャドー・ボクサー」と3ヶ月連続でシングルを発売、その3曲すべてがオリコンチャート20位内という新記録を樹立するという異例のデビューを飾った。翌年2月発売の1stアルバム「Feel Happy」はオリコン史上初の初登場1位になり、4週間連続1位を守った。
デビュー当時はかわいいルックスからアイドル視されがちだったが、音楽性の高いアーティスト活動の他にも、松田聖子、郷ひろみ、沢田研二、吉川晃司、中森明菜、小泉今日子など、多数のアーティストへの200を超える楽曲提供(作曲数は500曲以上)やプロデュースを手がけている。06年より毎年ニューヨークの「Universal Peace Day」、「9・11」セレモニーイベントに参加し、07年9・10月にはニューヨーク国連本部で、09年9月にはメキシコ国連軍縮会議で演奏。10年度広島市民賞を受賞。国連本部のほか欧米・フィリピンなどで「愛と平和」の大切さを、音楽を通じて地球上に届ける活動を展開している。
原田真二は「35年は長いとは感じていない。いつも次のチャレンジ、次のチャレンジと進んできたからだと思う。今日は節目としてファンの皆さんにあらためて感謝の伝えたい」とライブに臨み、35年の集大成としてデビュー曲「てぃーんずぶるーす」や自身最大のヒット曲「タイム・トラベル」やアンコール4曲など全24曲を歌唱、約2時間、満員の観衆1300人を魅了した。
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