キングレコードと北島音楽事務所は24日夜、原田悠里恒例の五反田ゆうぽうと公演「原田悠里2012コンサート〜明日への祈り」を開催。4月11日発売以来ロングヒットとなっている「倉敷川」などのヒット曲に加え、今年は世界的なのこぎり奏者として知られるサキタハヂメとの初共演や、昨年3月に現役を退いた二葉百合子さんから引き継いだという歌謡浪曲にも挑戦した。
1800席の会場が熱心なファンで満席となる中、昭和のヒット曲から「月がとっても青いから」「他人の関係」「東京ドドンパ娘」、オリジナルヒットから「津軽の花」「木曽路の女」「明日を信じて」「天草の女」、新曲「倉敷川」など18曲を歌唱。今年の目玉コーナーとなった歌謡浪曲では、彼女の師匠でもあった二葉さんから贈られたという着物を着て、二葉さんの持ち歌のひとつ「特攻の母〜ホタル〜」を16分間にわたって披露。「稽古の時から頁をめくるだけで涙が滝のように流れてきた」という、その演目を涙をこらえながら歌唱した。
また、サキタハヂメとのコラボレーションでは、同公演のために二人で作ったという「明日への祈り」(詞・原田悠里、曲・サキタハヂメ)を初披露。タイトル通り、最後まで平和への祈りをこめた秋のコンサートとなった。
なお、同様のコンサートが30日にメルパルク大阪でも開かれる。