事務所を立ち上げ新たなるスタートを切った、美川憲一(日本クラウン)が22日、毎秋恒例のシャンソンコンサート「美川憲一ドラマチックシャンソン2012」(東京・渋谷“さくらホール”、23〜25日。今年は会場を銀座から渋谷に移しての1回目)の公開リハーサルを行った。
「ドラマチックシャンソン」はシャンソンの名曲の数々を“より美しく、より優雅に、より華麗に、より甘美に、より退廃的に熱演し、洗練された美川ワールドで観客を120%陶酔させる”という目的で構成されたコンサート。13年連続で開催され、今や美川のライフワークのひとつ。
コンサートでは15曲程度を歌唱するが、リハーサルで美川は「パリはシャンパン」「水に流して」「生きる」の3曲を披露。「水に流して」では「騒動があったから歌うわけじゃない。私には暗いニュースだったけど、仕事が増えちゃって良かったわよ」とジョークを飛ばす一方、「生きる」では、1ヶ月前に訪問した岩手県下閉伊郡山田町で同曲を歌い「涙と拍手で迎えられ、大震災の被災者の方々と生きることの尊さ共に知った」と、シリアスな中にも光明があることを語った。
(全文は2012/10/24発行の「連合通信レコード速報」に掲載)