デビュー40周年の節目を迎えた、テイチクエンタテインメントの石川さゆりが18日、記念リサイタルとして、東京・渋谷の青山劇場で通算11回目の石川さゆり音楽会「感じるままに〜歌芝居『一葉の恋』」(18〜21日)の初日を迎えた。リサイタルはこの後、25日に愛知県芸術劇場、30・31日に大阪・新歌舞伎座で行われる。
リサイタルでは40周年記念曲「浜唄」(12年3月25日)を始め、「津軽海峡・冬景色」「天城越え」などのヒット曲だけでなく、民謡メドレー、さらには奥田民生やくるりなど、交流のあるアーティストたちから提供された楽曲を取り上げ、歌謡曲・演歌のフィールドでは聴けない新たな石川さゆりが発見できる、と評価の高いニューアルバム「X-Cross」(12年9月19日)からも選曲。また、30分間の一人(3役)芝居「歌芝居『一葉の恋』」では、新進気鋭G2の演出のもと「明治の女流小説家・樋口一葉なら、今の時代、どんな困難があっても生きていくのよと訴えているはず」と、石川さゆりが「今、感じるままに、更なる扉を探す」というコンセプトでステージに立った。
(全文は2012/10/22発行の「連合通信レコード速報」に掲載)