日本レコード協会(RIAJ)は22日、香川県警察本部生活環境課及び高松北警察署が携帯電話向け違法音楽配信を行っていたとして少年2名を著作隣接権侵害の容疑で検挙し、21日に高松地方検察庁に送致したと発表した。
少年2名(16歳と15歳)は権利者に無断で携帯電話向けレンタル掲示板を利用して音楽ファイルを送信可能な状態にしていたもので、音楽の違法配信が多発する中、少年が著作隣接権侵害容疑で検挙されたのは今回が初めてと、違法行為の低年齢化を嘆く発表となった。
16歳の少年は「音楽の神様の保管庫」と題した携帯電話向けレンタル掲示板を運営し、RIAJ会員のキングレコードとエイベックス・エンタテインメントが権利を持つ音楽ファイルを無断でアップロードし、不特定多数がダウンロードできる状態にしていたもの。また、15歳の少年は同掲示板にエイベックス・エンタテインメントが権利を持つ音楽ファイルを無断でアップロードし、不特定多数がダウンロードできる状態にしていた。
(全文は2010/7/23発行の「連合通信レコード速報」に掲載)