ワーナーミュージック・ジャパン(WMJ)はこのほど美しい昭和歌謡の系譜を引き継ぎ、妖艶な容姿と官能的な声で魅了する「ビジュアル歌謡」の担い手として、業界内でかねてより大きな注目を集めてきた川上大輔(かわかみだいすけ)の来春デビューを決定した。
川上は1984年、東京生まれの27歳。身長180cm、韓流スターに引けを取らない筋肉美とルックス、唯一無二の中性的なハイトーンヴォイスを持つ男性シンガーで、10代の頃から都内を中心に様々なジャンルの曲を歌唱。その声はすぐさま音楽業界の関係者の間で評判となり、多くのオファーが殺到し、その中で現在の所属事務所スタッフから昭和歌謡のカバーを歌うことのアドバイスを受けたことが、彼の歌手人生の大きな転機となった。
「大阪暮色」「お金をちょうだい」「黒い落葉」、さらには「ベサメムーチョ」などの名曲カバーをデモ録音する日々を過ごし、その数は2年間で80曲を超えた。もちろんこうした楽曲とは世代が違う川上だったが、その中性的な声の魅力と昭和歌謡の名曲とのマッチングは自らもはまり開眼した。そして、そのデモ音源は業界内で瞬く間に話題となり、いつしか川上は「ビジュアル歌謡の新星」と評されるようになった。
(全文は2012/10/03発行の「連合通信レコード速報」に掲載)