ソニー・ミュージックエンタテインメントは、08年に発売を開始した「Blu―spec CD」について研究開発を重ね、ブルーレイディスク製造技術のすべてをCD製造に投入することによって、より一層原音に忠実な高品質を実現したとする「Blu―spec CD2」(ブルースペックCD2)を完成。第1弾として「ベスト・クラシック100」を含む111タイトルをソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SMJI)より12月5日と19日に発売する。
SMEは「光ディスク製造の先端技術を積極的にCD製造に取り入れ、82年のCD生産開始以来30年の時を経て、よりマスターテープの原音に近い音で再生することができるようになった。『Blu―spec CD2』は、『Blu―spec CD』同様、CD規格(レッドブック)規格に準拠しており、CDプレーヤーで再生できる」と特長を説明。さらに、原盤製造には、「Blu―spec CD」に使用したブルーレイディスクカッティング用のブルーレーザーのみならず、カッティング方式(Phase Transition Mastering)も踏襲し、「高精度で理想的なCDピット形状を実現。ディスク素材は『Blu―spec CD』で定評のある高品質素材『高分子ポリカーボネート』を採用した」と、高精度で理想的なCDピット形状を実現したと続けた。