SIPが運営するマーケット情報「サウンドスキャン・ジャパン(SSJ)」の2012年上半期(1月2日〜7月1日の26週間)の「オーディオ・ソフト売上動向」がまとまった。
同データは全国4023店のリアル店舗市場とEコマース市場で売上げたPOSデータを合算し、全国推定売上数を算出しているもので、スーパーやコンビニ、通販・訪販、特販ルートでの売上実績は含まれていない。
まず、上半期のオーディオソフト売上金額は、総額で前年同期比99・1%の1137億74百万円と約10億円の減収となったが、前年同期(11年上半期)が対前年比94・6%、約65億61百万円のダウンだったのに対し、今期は減少幅が小幅になり、数量でみると、今期は微増ながら前年同期比100・4%の5050万枚と約18万枚の増加となった。
これを販売チャネル別(金額)で見てみると、リアル店舗(CDソフト販売店・レンタル店・家電量販店・書籍店)は前年同期比92・5%の770億90百万円と減ったのに対し、Eコマースは同116・7%の366億83百万円となり、11年上半期のシェアは27・4%だったEコマースが、今期は4・9%拡大の32・2%と、全市場の三分の一まで着実にシェアを伸ばしている。
(全文は2012/07/30発行の「連合通信レコード速報」に掲載)