コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、山口県警生活環境課と長府署が過日、主に携帯電話からアクセスするオークションサイトの利用者に対して、権利者に無断で複製された外国語会話教材を販売していた大阪市の会社員男性A(40歳)と無職男性B(27歳)を、著作権法違反(海賊版頒布)の疑いで逮捕し、山口地検下関支部に送致したと発表した。
A、Bは共謀して、昨年11月24日ころから今年1月17日ころまで3回にわたり、株式会社エスプリラインが著作権を有する「スピードラーニング英語(全48巻)」(一括購入の場合の正規品価格=税込161280円)の一部が複製されたCD32枚セット計96枚を、山口県下関市の男性ほか2人に対し、合計31000円で販売していた。
同事件は購入者が長府署に相談し、ACCSを通じて著作権者に連絡していた。
ACCSはまた、任天堂からの報告として、大阪府浪速署と住吉署が過日、携帯ゲーム機にあらかじめ内蔵されている不正コピー版ゲームソフト使用制限プログラムについて、これを無効化する装置を販売した大阪市の電子部品等販売店経営男性(35歳)を不正競争防止法違反(技術的制限手段回避装置提供行為)の疑いで逮捕したと発表した。
(全文は2012/07/23発行の「連合通信レコード速報」に掲載)