日本レコード協会(RIAJ)は、福祉厚生・療養施設(児童福祉施設、老人ホーム等)などの人々に音楽を楽しんでもらうことを目的とした「レコード寄贈事業」を今年も実施した。
同事業は、63年(昭和38年)より毎年実施しており、これまでに延べ2万以上の全国の福祉施設等に累計で100万枚を超える音楽CD等を寄贈してきた。
50年目を迎えた今年は、社会福祉法人全国社会福祉協議会(全社協)が事務局を受託している全国社会就労センター協議会(セルプ協)より紹介を受けた全国453施設の授産施設と、昨年に引き続き東日本大震災に伴う臨時災害放送局12ヶ所に音楽CD約1万枚を寄贈した。
*授産施設とは、心身上の理由などにより就業の困難な人々を対象に、就労や技能修得の経験を通じて、自立を促すことを目的とする施設。
寄贈先の授産施設や臨時災害放送局からは「音楽CDがあることで、日常生活や作品作りにも活力になると、利用者・職員ともに感謝で一杯です」、「やすらぎや癒しとなるよう、当災害エフエムを通じて、リスナーの皆様へ届けたいと思います」、「今回お贈りいただいたCDを利用者がどれもすぐに聞いてみたいと大変喜んでいます、音楽の人を元気に明るくする力は大きいんだなぁと改めて実感しました」など、多くの謝辞が届いている。
(全文は2012/07/06発行の「連合通信レコード速報」に掲載)