藤あや子がペンネーム「小野彩」で作曲した、歌手生活45周年記念曲「ここ一番男花」(日本コロムビア、3月21日。詞・三浦康照)が好調に推移している冠二郎が3日、地元・埼玉県秩父市の隣町、秩父郡皆野町文化会館で、昼夕2回の記念コンサートを開いた。
同コンサートは、67年11月に「命ひとつ」でデビュー以来、数々のヒットに恵まれ、91年、92年、95年の3回に渡ってNHK紅白歌合戦出場という輝かしい実績を持ち、歌手として大輪の花を咲かせた冠二郎が、故郷への恩返しとして行ったもの。なお、秩父も東日本大震災の被災地でもあることから、収益金の一部が秩父市に寄付された。
600席の会場は2回とも地元ファンを中心に満席。「今日は、故郷の皆さんにお会いできて感無量です」と挨拶を行った冠二郎は、オープニングを「炎」「ムサシ」「バイキング」とネオ演歌3曲で飾り、新曲の他、「大文字」(30周年)、「都忘れの花のように」(35周年)、「花も実もある人生航路」(40周年)と3つの周年記念曲や、紅白初出場歌唱曲「酒場」、同3回目歌唱曲「まごころ」、代表曲「旅の終りに」など全16曲を歌唱した。
(全文は2012/6/8発行の「連合通信レコード速報」に掲載)