日本レコード商業組合九州支部(村山芳和支部長)は21日、九州支部定時総会を福岡市博多区の八仙閣で、石井日レ商副理事長を来賓に迎え開催した。出席者は、組合員7名およびメーカー九日会10名。昨年度事業報告と収支決算報告、今年度(平成24年度)事業計画案と収支予算書の承認可決のほか、各議案が審議された。主な内容は次の通り。
▽村山支部長挨拶=小売店を取り巻く環境は厳しさを増すばかり。我々の要望もなかなか改善されず配信、通販、DVD付CD乱廉売等の影響で、売上げダウンが当然のようになっている。本日は、石井日レ商副理事長を迎え意見交換を行い、今後の組合のあり方について模索したい。
▽石井日レ商副理事長挨拶=最近、金融機関の預金キャンペーンに訪れる多くの人の様子を目の当りにした時、消費に繋がらず、CD商品などは一番に弾かれるだろうと再認識させられた。メーカー、アーチスト、小売店の"三位一体"感も薄れ、心通うパッケージ商品がない感じだ。地方の小売店も疲幣しており、中央の派手な情報も必要だが、業界紙においても一般小売店の現状をもっと把握して、声を拾って頂きたい。違法ダウンロードや配信等は懲罰化が導入されそうで一歩前進した。あと任期1年、残された問題を1つでも解決できるよう努力したい。
(全文は2012/5/25発行の「連合通信レコード速報」に掲載)