エイベックス・グループ・ホールディングスは10日、6月24日の日曜日に開催予定の定時株主総会に付議する平成24年3月期の連結及び単体業績を次のように確定した。
まず当期(23年4月1日〜24年3月31日)の連結決算は売上高で前期を8・5%上回る1210億27百万円を記録する過去最高売上となり、営業利益も史上2位の122億63百万円(前期比8・1%増)、経常利益も同5・4%増の105億31百万円と、経常利益ベースでは大幅な増収増益の好決算となった。しかしながら、本紙既報(4月27日付)のように、同社が保有する関係会社の株式のうち、時価が著しく下落し、その回復の可能性が認められないものについては当期第4四半期(24年1〜3月)の単体決算において、減損処理による関係会社株式評価損を特別損失として計上。連結決算においても、のれん相当額の一時償却を第4四半期に行ったことから、約10億円の特損を計上したため、連結の当期純利益は7・1%減の49億34百万円にとどまった。
(全文は2012/5/11発行の「連合通信レコード速報」に掲載)