実演家著作隣接権センター(CPRA)は、音楽議員連盟第37回総会(4月26日、参議院議員会館講堂)において、満場一致で、「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律(案)」の今国会での可決に全力を傾ける意思確認がなされたことを発表した。
また、野村萬芸団協会長より、中野寛成音議連会長、塩谷立同副会長、斉藤鉄夫同副会長、市田忠義同副会長、鈴木寛同幹事長及び保利耕輔衆議院議員に、文化芸術政策の充実及び必要な文化関係予算の確保を求める「もっと文化を!2012」(呼びかけ人=ピアニスト中村紘子氏)の署名10818筆が手渡され、国会での採択を求めた。
総会では、鈴木音議連幹事長の「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律(仮称)」の条文案説明の後、野村芸団協会長が「制定後10年を迎えた文化芸術振興基本法は、文化振興の背骨となるものと認識しているが、未だ骨組みを脱していない。そのため、今回の法案は、この骨組みを脱する第一歩であり、基本法に魂を入れる大事な法であると高く評価しており、その成立に向けてますますのご尽力をお願いしたい」と意見を表明。次に牧阿佐美新国立劇場バレエ研修所長が「劇場等の活性化には、企画製作者及び舞台技術者の育成が急務」と訴えた。
(全文は2012/5/11発行の「連合通信レコード速報」に掲載)