ビクターエンタテインメントなどビクターグループのOB会「ビクター築地クラブ」の第23回(平成23年度)総会と懇親会が18日、例年同様、東京・原宿の東郷記念館で開かれ、芸術家(アーティスト)や社員OB/OG、斉藤正明社長らビクターエンタテインメントの現役幹部、業界紙記者など約90名が出席した。
平成23年度の収支決算や活動報告などの総会に続いて行われた懇親会では、昨年、3月25日に亡くなった富塚勇氏(元会長・社長)に代わって世話人代表に就任した千葉卓男氏が開会の挨拶を行い、続いて乾杯の音頭を執った斉藤社長が現況など要旨次のように報告した。
▽斉藤社長 今年で3回目の参加となりますが、既にご案内のように昨年7月、会社は渋谷2丁目に移転し、3ヵ所に分散していた子会社を含めグループ会社が集結、スタジオと合わせて2ヵ所の拠点で更なる成長を期しております。業界全体の市場は前年割れの続く厳しい状況のままで、弊社の陣容も400名弱と縮まりました。しかしながら、こうした状況の中で、最高視聴率を記録した「家政婦のミタ」の主題歌となった斉藤和義の「やさしくなりたい」のロングヒットなどもあり、2期連続で黒字を確保できる見込みとなりました。今期もSMAPの「さかさまの空」が、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の主題歌に起用されたのをはじめ、実に5本ものドラマ主題歌に当社のアーティストや楽曲が使われ、現場の社員たちに勇気を与えてくれています。
(全文は2012/4/20発行の「連合通信レコード速報」に掲載)