日本クラウンの戸川よし乃が過日、「ファーストライブ&ファンクラブ発足式」を東京・八重洲のHIT STUDIO TOKYOで開催し、デビュー曲「すずめは雀」(詞・円香乃、曲・岡千秋、編・伊戸のりお。2月8日)など全11曲を歌唱した。
戸川よし乃は、札幌の伝説の演歌師・茅大介氏(編曲家・伊戸のりおの父)の最後の愛弟子で、その後10年以上伊戸のりお氏に師事。07年開催の「クラウン45周年記念オーディション」に北海道代表として出場。グランプリこそ叶わなかったが、高度な歌唱力の評判は全国に轟いた。上京後7年の修行期間を経て、彼女の哀愁を帯びた中高音を最大限に生かした楽曲「すずめは雀」で満を持してのデビューとなった。
この日は、彼女が名前にそれぞれ一字を受け継いだ、伊戸のりお氏と円香乃、さらに岡千秋氏もお祝いに駆けつけ、岡氏のピアノ弾き語りで「波止場しぐれ」「二人の大阪」を披露。戸川は「30年間歌手を目指して頑張って参りました。先生方をはじめ、たくさんの方々のおかげでこのステージに立つことができました。言葉と心を伝えられる歌手になれるよう頑張ります」と涙を浮かべながら誓った。
(全文は2012/4/20発行の「連合通信レコード速報」に掲載)