女装家で歌手のミッツ・マングローブ(日本コロムビア。ソニー・ミュージックアーティスツ所属)が17日、2ndシングル「メロン娘とオレンジ娘」(詞・橋本淳、曲・平尾昌晃。4月19日)の発売記念イベントを東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で行った。
男性ダンサー2人を従え、足にスリットの入った金色の衣装のミッツは「平日で雨でも、こんなにたくさん来ていただいてありがとうございます。是非、CD買って帰ってくださいね」と、2000名の観客を前に4曲を熱唱した。
ミッツは同曲について「カバーをした『ブルーライトヨコハマ』の作詞・橋本淳先生に作詞をお願いしたら、平尾先生につながりました。とにかく、すごく難しい曲です。歌謡曲のタイトルに意味とか答えはない。聴いている人が探し当てるから面白い。聴いた場所とか、誰と一緒だったかなど、シチュエーションによって、自分の解釈も変わってくる。今のJ―POPなどはすぐに答えを提示しているのが多いけれど、そういうものじゃなくって、ふんわりと、あまり解読をしようとして歌っていない。私もタイトルの意味は分からない」と笑いを誘い、「『歌謡曲』って縛りにとらわれることなく、ロック好きにも聴いてもいたい。歌謡曲、流行歌というものは、限定しないところに広まっていくから流行歌。ひとりでも多く手に取っていただけるようにしたいです」と続けた。
(全文は2012/4/20発行の「連合通信レコード速報」に掲載)