コロムビア創立100周年記念演歌アーティストとして、10年の4月にデビューした出光仁美が12日、3年目にして初めてのワンマンライブ「ファーストライブ〜出光仁美かめつむりミニライブ〜」を東京・新宿の永谷ホールFU―(ふー)に来場者50名を集めて開催した。
ライブタイトルの「かめつむり」は自身が考案したキャラクター。出光は「のろそうに見えてけっこう俊敏な長生きのカメと、湿気がないと生きていけないようだけど、実は生命力が強いカタツムリ。大好きな2つを足して、エネルギッシュ溢れる歌手になりたい」と希望を込めて命名。
ライブは彼女が飼っているカメ「ぽんかん」の映像でスタート。紫色の着物で登場した出光は「今日は初めてのライブです。皆さんに来ていただけるか不安だったのですが、満席で、ありがとうございます。是非、楽しんでいってください。私も楽しんで歌わせてもらいます」と謝辞を述べ、新曲「男 安兵衛・喧嘩花」をはじめ、デビュー曲の「おんな七厘・神楽坂」やカバー曲なども含め、全13曲を歌唱した。途中、九州産業大学芸術学部美術学科出身の特技を生かし、構想から完成まで徹夜の連続で制作に3週間を要したという、15分を越える大作の、カメレオンと動物達の物語の紙芝居や、来場者の似顔絵を描くコーナーなどもあり、和やかな雰囲気のうちに終了した。
(全文は2012/4/16発行の「連合通信レコード速報」に掲載)