キングレコードとゴールデンミュージックプロモーションは9日、3月28日に発売しオリコン演歌・歌謡曲チャート初登場2位と好スタートを切った中村美律子の新曲「情け川」(詞・石本美由起、曲・弦哲也)の発表イベントを桜満開の隅田川を周遊する屋形船で行い、東京スカイツリーをバックに船上デッキから花見客に向けて新曲を初披露した。
この「情け川」は、石本さんが生前書き留めていた作品に弦さんが曲を付け、中村美律子の新曲として吹き込んだもので、寄り添う二人の人生を川にたとえてしみじみと歌った佳曲。歌詞の中に「春は櫻 秋は紅葉」という印象的なフレーズが出てくることから、満開の桜が咲き誇る隅田川を周遊する屋形船で発表会を開いたもの。区立隅田公園前に停泊した屋形船(あら川丸)の船上デッキに立った中村は、700人ほど集まったファンや花見客に関西弁で話しかけながら、新曲「情け川」と代表曲「河内おとこ節」を歌唱。「夫婦演歌はこれまでにも沢山うたってきましたが、男目線の夫婦演歌は初めてで、とても新鮮」と中村。「今年はこの曲で紅白を狙うのか」と問われると、「この2〜3年は年2作のペースでシングルを出してきましたが、今年はこれ一本で年末まで頑張ります」ときっぱり。5月22日開業の東京スカイツリーのように、「世界一、日本一を目指す」と話していた。
(全文は2012/4/11発行の「連合通信レコード速報」に掲載)