日本レコード協会(RIAJ)は30日、一般ユーザーから多数寄せられているという「CD再生時の曲名等の誤表示に関する情報」(苦情に対する情報)の提供を開始した。
これは、パソコンやカーナビ等でCDを再生する際に、画面に間違った曲名やアーティスト名等が表示されたり、何も表示されなかったりするとの問い合わせが一般ユーザーから協会や協会会員社に多く寄せられていることから、協会がユーザーに正しい情報を伝えようと、この「CD再生時の曲名等の誤表示に関する情報」に関するページを協会ウェブサイトに設けたもの。
それによると、そうした文字情報は会員社が製造・販売するCDに記録されたものではなく、誤表示ないし無表示の原因は、ユーザーが利用する機器やソフトウェアが用いる別のデータに起因するものであり、CDの曲名等のデータ提供を行っている大手2社のうち、カーナビにデータを提供するグレースノート社は対応窓口を設置。また、パソコンのデータベースを提供するマイクロソフト社に対しても協会から窓口設置の依頼を行っているという。
(全文は2010/7/2発行の「連合通信レコード速報」に掲載)