株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
代表取締役会長兼CEO 石坂敬一
あけましておめでとうございます。
今はシングル・ヒットの時代です。1950年代、60年代はシングルの時代、70年代はアルバムとシングル並存の時代、80年代、90年代はややアルバム優勢の時代、21世紀の2005年以降のデジタル勃興期以来、シングル優勢の時になりました。故中村とうよう氏の説によれば「レコード産業の歴史はシングル・ヒットの創りあげたものである」ということで、僕も同感です。2011年の1月〜11月のシングル盤生産額をみると前年同期よりも11%も上回っています。パッケージのこの盛り上がりは世間に伝えたいところです。デジタルでもさすがにイイ歌、憶えやすい歌、長もちする歌はスマホ・ブームの中でもダウンロード・ヒットしていますね。
(全文は2012/1/13発行の「連合通信レコード速報」に掲載)