テイチクエンタテインメントの第95期定時株主総会が29日に開かれ、同総会及び総会終了後の取締役会において、平成22年3月期(21年4月1日〜22年3月31日)の営業報告および任期満了に伴う役員選任が行われ、次のような役員体制が決まった。
まず、当期の営業報告では、
1.制作の強化、アーティスト作り・ヒット作り
2.ストラテジック・マーケティング体制の強化
3.配信ビジネス、配信プロモーションの強化
4.少数精鋭の経営体質の維持といった課題に対し、変化をチャンスと捉えてチャレンジし続けるクリエイティブ集団として、積極的に取り組んだ結果、総売上で前期比108%の87億52百万円を達成。増収増益となり、1999年より11年連続しての利益確保を果たした。
内訳は、オーディオソフト事業部門が前期比154%の54億20百万円と、パッケージ不振に悩む業界にあって5割増を達成。ストラテジックマーケティング事業部門は同65%の21億59百万円にとどまったが、主力のオーディオソフトの伸びによってソフト事業部門は同110%の75億79百万円を計上。これに、前期比95%の11億73百万円と伸び悩んだ配信及び権利収入を加えた総売上は、前述のように前年を8%上回る87億52百万円を達成した。
(全文は2010/6/30発行の「連合通信レコード速報」に掲載)