由紀さおり(EMI)が米国のジャズ・オーケストラ、ピンク・マルティーニと組んだ「1969」が世界ヵ国でCD発売され、iTS総合アルバムチャート(日本)1位、同ジャズアルバムチャート(US)1位、同ワールドミュージック(カナダ)1位、IFPIアルバムチャート(ギリシャ)1位など大ヒット。ヨーロッパやアメリカ・ツアーも成功を収め、日本語で歌う「夜明けのスキャット」と共に世界的にブレイクした。また、一足先にJIN
AKANISHIの名で全米デビューを飾った赤西仁(WMJ)も全米チャート(ダンスアルバム部門)1位を獲得するなど、日本同様の人気を集め、実力派女性ヴォーカリストと若手男性アイドルという異なるタイプの日本人アーティストが共に海外で成功を収めるという記念すべき1年となった。
(全文は2011/12/28発行の「連合通信レコード速報」に掲載)