バンダイナムコホールディングスのグループ会社で音楽著作物の企画・制作を行う株式会社ランティス(井上俊次代表)と、ソニー・ミュージックエンタテインメントのグループ会社でアーティストマネジメントを行う株式会社ミュージックレイン(佐藤康広代表)の両社は、所属アーティストである4人組の声優ガールズユニット"スフィア"の全国ツアーの最終公演となる7月25日のNHKホールの模様を、映画館のスクリーンで3D生中継することを決定した。
これは、スフィアの所属レコード会社であるランティスと、所属プロダクションであるミュージックレインの2社が共同事業として、スフィアのライブ映像を劇場で有料公開するもので、興行としての3D生中継は国内女性アーティストとしては初の取り組みとなる。
この3D生中継は、新宿バルト9や梅田ブルク7等を運営するティ・ジョイとそのグループ会社であるアマゾンラテルナとの協力で実現。ティ・ジョイやアマゾンラテルナはこれまで、デジタル上映で演劇やスポーツの生中継をはじめ各種非映画コンテンツの配給・興行を行い、シネコンからエンタメ系コンプレックスへの進化を目指してデジタルシネマを全国的に推進・拡大している。
今回のライブコンサート3Dスクリーン生中継も、そうした試みの一環として実現する運びとなったもので、新宿バルト9や梅田ブルク7ほかの劇場(決定次第オフィシャルサイトで発表)で7月25日午後6時から同時生中継する。なお、料金等は未定。ライブ映像自体は後日(時期未定)アニプレックスからDVD等が発売される予定。
(全文は2010/6/16発行の「連合通信レコード速報」に掲載)