実演家著作隣接権センター(CPRA)は9月30日、ジュネーブで開催されている世界知的所有権機関(WIPO)総会において9月29日、視聴覚実演条約に関する外交会議を12年に開催することが決定された(来年6月又は7月にジュネーブ開催と見られる)ことで、条約交渉が最終段階に入ったことを示していると、次のように発表した。
ガリWIPO事務総長は、「視聴覚著作物に係る実演家に権利を付与する法を持つ国もあるが、国際レベルでは法的空白が存在している。実演家は自らの実演が海外において、いつどのように使用されるかについて管理できなかったし、支払を受ける法的権利を有しなかった。今日の決定はこの問題の解決にさらに近づく大きな一歩となるだろう」として、この決定を歓迎した。
(全文は2011/10/3発行の「連合通信レコード速報」に掲載)