名優・森繁久彌さんが生前、「次世代へ託した奇跡の歌姫」と絶賛した石垣島出身のシンガー・ソングライター、成底ゆう子のファーストアルバム「宝〜TAKARA〜」(キングレコード7月6日)の発売記念ライブが過日、都内のライブレストランで開かれ、アルバム収録曲やスタンダードナンバー等で集まったファンを魅了した。
成底(なりそこ)ゆう子は昨年11月10日、一昨年3月に日本テレビ系「誰も知らない泣ける歌」で放送され、大反響を呼んだ「ふるさとからの声」でメジャーデビュー。幼少の頃から親しんだ沖縄民謡と、武蔵野音大やイタリア留学で培った声楽を生かして帰国後インディーズ活動をスタート。番組MCだった西田敏行の推薦曲として取り上げられた「ふるさとからの声」は放送後に問い合わせが殺到し、満を持してキングレコードからメジャーデビュー。そして今回、待望のファーストアルバム「宝〜TAKARA〜」をリリースしたもので,成底は「ふるさとの石垣島でよく歌っていた『宮良橋節』や『えんどうの花』、インディーズ時代からずっと大切に歌ってきた曲、さらにメジャーデビューのきっかけとなった『ふるさとからの声』など、私にとって宝物の曲を集めました」とアルバムを紹介。「ふるさと〜」をはじめ「真っ赤なデイゴの咲く小径」「ダイナミック琉球」などアルバム収録曲や、「テネシーワルツ」「ダニーボーイ」等のスタンダード、「りんご追分」なども含め全?V曲をピアノの弾き語りで披露した。
(全文は2011/07/29発行の「連合通信レコード速報」に掲載)